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プロジェクト:茶室

場所:金沢

地理座標:北緯36.5597°、東経136.6520°

年:2019〜2021年

設計事務所:隈研吾建築都市設計事務所

役割:建築家・デザイナー

概要

兼六園に面した金沢の歴史ある茶屋街に位置するこのプロジェクトは、伝統的な茶屋をレストランおよびギフトショップへと転換するものです。

改修においては、降雪量の多い北陸地方で発展した伝統的な指物(さしもの)の技法を用いて既存の木造構造を補強しています。木製のフレームが室内を縦横に走り、陰影の濃淡によって重層的な空間シークエンスを生み出しています。屋根トラスの補強には、石川県で独自に開発された先進素材であるカーボンファイバーケーブルが控えめに導入されており、伝統工芸と現代的エンジニアリングの静かな対話を生み出しています。

インテリアは、光と闇が繊細に調整された金沢の江戸時代の武家屋敷からインスピレーションを得ています。仕上げと素材はこの陰影の深みを喚起するよう選定され、金箔を施したランプが陰の中にアクセントを与え、この地域の卓越した工芸の伝統を想起させます。こうして生まれた空間は、構造・光・素材が交差する場となり、その場所と歴史を模倣することなく真摯に受け継ぐ建築として完結しています。

GALLERY

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